WordPress「100年プラン」を発表 デジタル資産管理とセキュリティの重要性
WordPress.comが発表した100年プランは、デジタル遺産を最長100年保護する革新的サービス。この記事ではプランの特徴、企業サイトにおけるセキュリティ課題の重要性について詳しく解説します。
2023年8月25日、Automatic社が運営するWordPress.comは、画期的な新サービス「100年プラン(100-Year Plan)」を発表。この100年プランが業界内外から注目を集めています。
この新サービスは、個人からビジネス、公共団体、教育機関まで、広範な利用者に対してデータの長期保存と管理の新たな可能性を提供するものです。この100年プランは特に次のようなユーザー層に焦点を当てています。
1.家族の歴史や貴重な思い出を何世代にもわたって安全に保存したいと考えている人々
2.自社の歴史や成績、将来のビジョンをしっかりと文書化し、長期間保管したい企業
3.テクノロジーの進化に柔軟に対応しながら、安定したオンラインプレゼンスを維持したい個人
WordPress「100年プラン(100-Year Plan)」は、ドメインを1世紀(100年)にわたり維持するといい、100年分で3万8000米ドル(およそ550万円)の買い切り型。支払いは分割ではなく一括支払いのみ。サポートに関しては24時間体制のサポートを提供するとのこと。サイトが公開されている際はInternet Archiveに送信し、これにより日付単位でバックアップを取ることが可能となります。
具体的なプラン内容や価格については、公式発表を待つ必要がありますが、写真やビデオ、文書、データなど1世紀に渡って保護するこの新しいサービスは、オンラインデータの保存と管理における新たな基準を確立することが期待されます。
WordPress.comのCEO、マット・マレンウェッグ(Matt Mullenweg)氏は、この新しい100年プランについて「人々や企業にとって、ウェブサイトやデジタル遺産の長期的な構築について考えるきっかけを提供することを願っている」と述べています。
企業におけるデジタル資産の長期保存とセキュリティは、これからますます重視されるべきテーマといえるでしょう。
企業にとって、ウェブサイトはビジネスの重要な”顔”です。そのウェブサイトを構築・管理するCMSのセキュリティ課題(データ漏洩やハッキングリスクを防ぐこと)は、優先的に考慮すべき要素です。
企業向けのCMSは、使い易さや拡張性などの基本的な要求を満たしつつ、デジタルデータの長期的な保存と管理にも柔軟に対応できる多くのオプションを提供しています。このような多様な機能とオプションにより、企業はデジタルデータをより安全かつ効率的に管理できる基盤を得られます。
CMSのセキュリティについては、過去の記事「CMSのセキュリティ対策は?脆弱性の攻撃リスクと対策を解説!」でも詳しく説明しています。
また、企業向けのCMSをお探しの方は、過去の記事「CMSとは?企業ホームページにおすすめのCMS7選」を参考にしてみてください。