WOW engage
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CDPを中心とした顧客エンゲージメントソリューション『WOW engage』ローンチ発表会

【#1 DIGITALTECレポート】株式会社WOW WORLD(本社:東京都品川区西五反田、代表取締役社長:美濃和男)は、新サービス『WOW engage(ワオエンゲージ)』ローンチに向けて、プレス向け発表会を実施しましたのでその発表会の模様をお届けします。

2022年5月16日、都内にて株式会社WOW WORLD(本社:東京都品川区西五反田、代表取締役社長:美濃和男)は、新サービス『WOW engage(ワオエンゲージ)』ローンチに向けて、プレス向け発表会を実施いたしました。

『WOW engage』は、情報が溢れかえっている現代において、お客様に最適な情報を、最適なタイミングで、最適なツールを選択して届けることを可能にする顧客エンゲージメントソリューションです。さらに、分析・統計結果から顧客のエンゲージメントを下げると判断した場合、「その人にとって不必要な情報は送らない」というこれまでにない選択肢も提案し、企業と顧客がより良い関係性を築くことをサポートいたします。

DIGITALTECは本発表会を取材してきましたのでその模様をご覧下さい。

発表会冒頭ではWOW WORLD美濃和男代表が登壇し、自社のサービスWEBCASの紹介から始まり、「提供開始から20周年を迎え、導入社は7500社となりました」と説明しました。
次に「メディア総接触時間の時系列推移」のグラフを出し、「グラフから分かる通り、現在メディア接触時間は2021年には139分と10年前の25分から115分も増加している。またアメリカ調査会社Radicagtiによると、世界中の1日あたりのe-mailトラフィック数は2025年には3764億通、ユーザー数は46億人になると言われています」とし「情報が増える一方、情報を処理仕切れなくなる。我々は溢れる情報を処理仕切れず情報アレルギーになるのではないか懸念をしています。これからは必要なときに必要なタイミングだと考えました」と情報が増え続けることに懸念を感じていると語りました。

ここからは『WOW engage』がどのようなサービスなのかを語りました。
「『WOW engage』は必要なことを必要なタイミングにエンゲージメントするサービスです。統計学を用いてたCDPとして最適な手段を選んで届けます。届けるための手段であるメールやSMS、LINEでのメッセージ配信は7500社以上の導入実績を誇る当社のコミュニケーションシステム『WEBCAS』がサポートします。CDPとはこれまで別々に管理しなくてはいけなかった顧客情報を統合して管理分析できる、賢いデータベースです。」

さらに、CDPとの統合についても触れます。
「例えば店舗でのPOSシステム、ECサイトでの購買情報を格納するCRM、ウェブサイト上での行動履歴を管理するサイト分析ツール、これらの情報に格納された様々な情報、更にはメールなどを通じたコミュニケーションの履歴。アプリで取得した位置情報などそれらを全てCDPに統合することで、企業と1人のお客様との全ての繋がりで次のアクションに活かすことができます。」

CDPサービスの課題についても言及しました。
「世の中には多くのCDPサービスがありますが、いくつかの課題があると言われています。とても高額で一部の大手企業しか導入できない。導入しても思ったような成果が出ない。機能が豊富過ぎて使いこなせない、導入したことにより業務量だけが増えている。私達が提案する『WOW engage』はシステムだけで無く導入支援やコンサルタントによるマーケティングの全体設定や導入支援、運用時のデータ分析、導入後のコンサルティングやクリエイティブの制作や代行までグループ会社でサポートできる体制を整えています。また導入までの費用もお求めやすくします。」

2年前の2020年にWOW WORLDグループになった株式会社コネクティの服部恭之代表が登壇し、CDPについて更に詳しく説明しました。株式会社コネクティはクラウドCMSを開発しており、デジタル戦略をワンストップで支援している会社です。

服部氏は「どのCDPでも言えることなんですが、企業内で分散されている顧客データ、これらをCDPの中で統合していき顧客の行動履歴を紐付けて統合分析していくことが重要。特に顧客の行動履歴の把握は、Cookieの利用規制の強化により難しくなってきており、自社で固有のデータを取得して活用するというニーズが広まっている。そうした中、『WOW engage』のCDPでは企業独自のCookieやIDの発行が可能で、それらを用いてデータを取得し統合を容易にするシステムとなっています。データを元に顧客カルテが出来るようになっており、WOW WORLDが持っているメール配信サービスや弊社CMSにスムースに連携が出来るのが大きな特徴。WOW WORLDのCDPに是非ご期待下さい。」とより技術面な内容を語っていただきました。

累計50万部を突破した『統計学が最強の学問である』シリーズのほか、『統計学が日本を救う』の著書である西内啓氏も登壇。同氏はWOW WORLDの顧問に就任しており、データ分析を行い『WOW engage』のアプローチしてくれます。

株式会社ニューストリームは2022年7月にWOW WORLDグループ会社として新設される予定で、その代表の椎葉宏氏が登壇し「我々は導入前と導入後の支援のお手伝い、2つの場所で出番があるかなと思っています。デジタルマーケティングはデータを取り分析して次のプランに活かすと言うところが重要ですので、最初の大きな画を描くところのお手伝いをさせていただきます。」と株式会社ニューストリーム側の役割を説明しました。

本発表会にはゲストとして森永卓郎氏が出席しWOW WORLD美濃代表とパネルディスカッションを行いました。森永氏が美濃代表に質問形式でトークを行いました。

最初に森永氏がぶつけた質問は社名である「WOW WORLD」の由来です。
美濃代表は「元はエイジアという社名だったのですが、あるときお風呂に入っていたら思いついた。色々な社名の候補もあったんですけど、沢山あった候補ではなく僕がお風呂に入っているとき思いついたものが最終的に社名になった」とWOW WORLDの社名の由来を語ってくれました。

続いて森永氏は「新サービスの『WOW engage』は色々な会社さんの繋がりを含めてエンゲージという名前がついている?」と質問すると、美濃代表は「我々のお客さんは企業なんですけど、企業のその先のお客さんとの間のエンゲージが一番大切だなと思っています」と回答。
森永氏は「(『WOW engage』は)凄く魅力的なサービスですよね。1日に何百通もメールが来るのですが、しつこくされると本当に嫌になってしまう。」と『WOW engage』が非常に魅力的だと絶賛。そして森永氏も日々大量のメールに悩まされているとのことです。

最後に「WOW engageの将来像」という質問がされ、美濃代表は「企業とその先のお客様とのコミュニケーションのストレスを無くす。量ではなく質ですね。そこを極めるシステム作り、それが将来像です。」と『WOW engage』の将来像を挙げました。

記者 CDPはすでに幾つかの企業が提供していますが、どのように競合他社から市場を獲得していこうと考えていますか?
美濃 他社から乗り換えて貰うことが重要な獲得だとは思っていない。WOW WORLDは2000社ほどご利用頂いているアクティブなお客様がいます。その規模は中堅から大手が多く、業種も様々でコミュニケーションシステムをあわせて販売している。コネクティ社がCMSを大手企業向けに販売しており、クロスセル販売していこうと思います。

記者 ケーススタディではBtoCの利用シーンですが、BtoBでも利用できますか?
服部 もちろん想定しております。事業部毎にわかれているデータを統合し企業全体で活用していくという流れはデジタルマーケティングの中心になっていく。

記者 ベンチマークをしているような企業やサービスはありますか?
美濃 あります。アメリカのトゥエリオ(Twilio)という会社です。『WOW engage』に近いサービスで株式市場でも時価総額は1兆円と評価されている会社です。彼らもCDPを中心に据えてコミュニケーションチャネルを持っていて、我々も近いものを持っている。

こうして『WOW engage』の発表会は終えました。気になる『WOW engage』は2022年の夏にリリースとなります。

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